アトピーと漢方薬

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暑くてムシムシジメジメした夏と寒く乾燥した冬は、普通肌の人にとってもダメージが大きい季節ですが、アトピーの人にとっては症状が酷くなりやすく、この時期は特別なケアを考えているという人も少なくないでしょう。

とはいえ果たして、夏と冬だけ気をつけていれば良いのでしょうか?
確かに穏やかで過ごしやすい春や秋は症状も安定しているかもしれません。

でも、冬から春へ変わる時期、まだ花粉の飛散が始まったわけでもなく、特にこれといって思い当たることはないのに急に症状が酷くなったという経験はないでしょうか?
また、春から夏へ、夏から秋へ、秋から冬へという季節の変わり目になぜか症状がひどくなってしまうという人も少なくないでしょう。

この季節の変わり目というのが症状が悪化する原因のひとつだと考えられるようになりました。

これは気温の変化というより、日照時間の変化が大きく影響しているようです。
多少気温に高低があっても、毎年大体同じ時期に動物が活動しだしたり、植物が芽吹いたりするのは体内時計が日の出日の入りを感じているからだということですね。

人間もやはり体内時計を持っています。季節の変化に合わせて、ホルモンバランスが影響を受けたりするのでしょう。
やはりどんなに文明が進んだとしても自然の影響は大きく受けているということですね。

アトピーの治療も西洋薬ではなく漢方薬を利用するという方も増えています。
西洋薬は即効性があって効き目は高くても、肌への負担が大きいことから、もっと体に優しい治療をしたいということで漢方薬を見直す人が出てきたということです。

アトピー性皮膚炎は皮膚の乾燥によって痒みが起こり、それを掻き毟ってしまうとじゅくじゅくの状態が悪化したり、炎症が広がったりしてしまって余計に痒くなるといった悪循環を繰り返してしまうことがあります。
免疫力が異常になっているので、身体にとって害のないものに対しても反応し攻撃してしまうという訳です。
漢方では症状により、気の巡りを良くしたり、乾燥した皮膚を潤すために血や水を補う、余分な水分を排泄する、便通をよくして悪いものを体の外に排出する、身体にこもった熱をさますなどをして身体のバランスを正常に戻そうという取り組みをします。
同じようなアトピーの症状といっても、人によって崩れたバランスは異なるので、その人に合った処方を考えようというのが漢方の特色のひとつです。
西洋薬と漢方薬を併用して処方する医院もも増えてきたので、興味のある方は一度かかりつけのお医者さまに相談してみても良いですね。

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