アトピー性皮膚炎対策には亜鉛が必需品

亜鉛不足で味覚障害

アトピー性皮膚炎のように皮膚に良い影響を与えてくれる成分に亜鉛があります。

とくに日本人は亜鉛が不足しがちなのに、亜鉛について意外と知らない人が多いので、ご紹介したいと思います。

亜鉛欠乏症が原因の症状とは

1934年にドイツでネズミに亜鉛を抜いたエサを与える実験が行われたことがあります。

その際ネズミは皮膚炎を起こし、再び亜鉛を含めたエサを与えたところ皮膚が治ったことが証明されました。

現在、医学界では、亜鉛欠乏症によって皮膚炎や湿疹、脱毛症が起こると言われており、傷の回復も遅くなることが知られています。

さらには、味覚障害や精神障害も起こると言われています。

  • 好きなものを食べてもおいしくない。作った料理の味が濃くなったと言われる。
  • 無性にイライラしてキレやすくなった。
  • 以前よりネガティブな感情がわき易くなった。

こんな症状が現れている場合、亜鉛欠乏症の可能性があります。

アトピーを持っている人の場合は、アトピーの痒みが発症する前触れ、もしくはすでに発症している可能性もあります。

亜鉛が身体に及ぼす影響とは

亜鉛は身体の中の様々な酵素をつくる原料となります。

亜鉛がないと酵素が生成できないので、何百種類もの分解や合成ができなくなります。

すると、身体の組織も作れなくなります。

身体の組織が作れないということは皮膚をつくり出す新陳代謝も行われなくなり、皮膚の治癒ができません。

亜鉛を原料とする酵素には活性酸素を除去する酵素があります。

活性酸素を除去できないということは、皮膚の老化を防ぐことも、炎症を抑えることもできません。

とくに、アトピーの痒みをなくすためには活性酸素の除去酵素は必要不可欠ですし、皮膚をつくり出す酵素も必要不可欠です。

つまり、アトピーにとっては亜鉛が絶対不可欠なのです。

日本人は亜鉛が不足しがち

日本の土壌には全体的にミネラルが不足しがちです。

日本の水は軟水とよく聞くかと思いますが、日本の水にはミネラルが少ないです。

土壌の中のミネラルは水に溶けだして湧き出し、水源となります。

土の中にミネラルが少ないので、軟水となるわけです。

つまり、日本の土壌にはミネラルが全体的に少ないのですが、亜鉛も不足しています。

その土壌で作る作物も亜鉛成分が不足しているので、欧米人に比べると不足しがちなのです。

しかし、亜鉛はサプリメントなどのように急に大量に摂取すると中毒を起こしてしましますので、なかなか摂取が難しい成分なのです。

うまく亜鉛を摂取することがアトピーの課題かもしれません。

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